歯医者でのレントゲンと妊娠の関係

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歯医者でレントゲン撮影をする際には、女性なら必ず「妊娠していますか?」と聞かれます。これは、妊娠初期の段階にはレントゲン撮影は避けたほうが良いから。妊娠の自覚症状がない妊娠3週目あたりから、安定期に入るまでの妊娠15週目あたりまでは、胎児の体の基本的な外枠が作られる大切な時期。この時期にレントゲンの影響を受けてしまうと、催奇形性因子によって胎児に影響が出てしまう可能性があるため、この時期には歯医者に行ってもレントゲンは行いません。

歯医者で虫歯や歯周病が見つかった場合、妊娠中にも治療することはできます。しかし、妊娠初期にはレントゲンが撮れませんし、レントゲンがなければどのぐらい進行しているのかを確認できません。そうした場合には、妊娠が安定期に入る15週ぐらいまで待ち、その上でレントゲン撮影を行って治療を行うことになります。安定期に入ればレントゲン撮影が胎児にマイナス影響を及ぼす可能性がなくなるので、安心して治療に取り組んでくださいね。


妊娠中には分泌される唾液の量が少なくなるため、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。また、出産後には新生児を抱えて来院することが難しくなるため、数か月~1年以上放置してしまうことも多いもの。妊娠前にそうした疾患の治療をするのが望ましいのですが、妊娠中でも時期に気をつければ安全に治療できるので、早めに治療を済ませておきたいものです。歯科治療で利用する麻酔やお薬なども、妊婦さんにも安全なものが処方されるので、安心してください。